2020年6月11日木曜日

生八ッ橋 宇治抹茶仕立て 聖護院の旬菓


生八ッ橋
~ 宇治抹茶仕立て ~



京都のお土産をいただきました!

【目次】


★聖護院の旬菓 宇治
  1. パッケージ
  2. 開封
  3. 実食
  4. データ(原材料)
  5. 関連記事

【パッケージ】



【裏面】



【中箱】



【しおり】



”南に用向きの帰り、水音が聞きたくなったので、宇治川にでることにした。道中、あたりには茶畑が広がり、ところどころには手ぬぐいを頭に巻いた少女が見え隠れしている。もぎたての歯の匂いが漂ってくるかのような、鮮やかな緑が目を惹いた。
 思わず新茶を味わいたくなり、橋の袂(たもと)の小さな茶屋に入った。

 宇治茶を味わっていると、賑やかな行列が近づいてくる。色鮮やかな衣装と、豪勢な輿とは、近年とんと見られない古風なものである。
 静々と前を通る行列に軽く頭を下げると、列の人々も静かな笑みを堪えて頭を下げて通って行った。
 ふと、輿が横に来た時に、風が吹く。
 ひらりとあがった御簾の奥に、思わず不躾ながら目を遣ると、白の着物と、美しく白い手の甲が見えて、なる程、嫁入り行列であったかと、その賑やかさが合点行った。いまや絶えたかと思われた風習ではあるが、残っているところには残っているものである。珍しいものを見る事が出来たと、その後姿を眺めていた。
 そのまま行列が橋を渡るのを見届けると、突如、冷たいものが頬に当たった。
手で拭えば水で、見上げると晴天の中、雨が降っているのであった。見れば、雨を察知したのか、店の女性が手際よく床机(しょうぎ)を片付けている。
「せっかくの婚礼が雨とは、残念な」席を移しながら声をかけると、笑われてしまった。
「いややわ、降るに決まってますわ」
「決まっているとは」
「狐の嫁入り、て昔から言うやないですか」
今時、律儀に輿入れなどを行うのは、この辺りでは狐ぐらいだと言う。
 なる程、あの白無垢にも負けないほどの美しい白肌は白狐ならではかと、風の悪戯に垣間見た手を思い出した。
「珍しいですね、この季節に」
「狐かて人間と一緒で、古い暦に従い続けてる訳やあらへんのでしょう。秋とちごうても嫁がはります」
 それにしても、粛々としたなかにも幸せそうな行列であった。
森が減り、山が減って、なかなか狐の縁も難しくなったであろう。
 今日の初夏の花嫁が、幸せに暮らしてくれればと願いながら、宇治茶を啜った。茶の香りが、外からも湯飲みからも、立ち昇っていた。”
 

【開封】





【実食】


生地はしっとりしてて、抹茶の味がほのかにしています。

あんは甘さ控えめで、抹茶の味がしっかりしてるかな。

定期的に食べたくなる味。

【個人的評価】


味:★★★☆☆
香:★★★☆☆
リピート:★★★☆☆

総合点数 75/100点

【データ】


- 商品説明 -

  • 販売者  :株式会社 聖護院八ッ橋総本店
  • 内容量  :10個

- 原材料表 -

  • 原材料名 :抹茶あん(白生あん、砂糖、水飴、抹茶、寒天)、砂糖、米粉、きな粉(大豆を含む)、抹茶/酵素(大豆由来)、香料
  • アレルギー:

- 栄養成分表 -
栄養成分表示(100 g)当たり
エネルギー:276 kcal
たんぱく質:3.4 g
脂   質:0.8 g
炭 水 化 物:63.9 g
ナトリウム:ー mg
食塩相当量:0.011 g

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