2020年5月10日日曜日

生八ッ橋 古都の初夏


古都の初夏
つぶあん入り生八ッ橋




創業1689年の老舗のお菓子屋が作る八ッ橋の紹介です。

【目次】


★古都の初夏
  1. パッケージ
  2. 開封
  3. 実食
  4. データ(原材料)
  5. 関連記事

【パッケージ】



【裏面】



【中箱】



【初夏の詩】

初夏の詩

”珍しく電車に揺られていると、田園風景が広がっていたので思わず降りてしまった。切符を買わねばならないというのに勿体の無いことであるが、新緑の色をどうしても見過ごせなくなったのである。
 改札に誰もいないことを見ると、次の電車はなかなか来るまい。時間は余るほどある、などと言い訳を口に、見知らぬ街を散歩することにした。
 見知らぬとはいえ、京都の外れである。目を凝らせば市街がぼんやりと蜃気楼のように見える程度に、遠くない。
 ふらふらと田園の中を歩いていると、緑は色だけではなく夏の香りを持って、私を迎えているのだった。

田の中に人影を見て、大家ととても良く似ていたので声をかけてしまうと、人違いであった。
「いえ、知人によく似ていたのです」
「あら、それは奇遇やわ」
後ろ姿は確かに似ていたが、年恰好は私と同じころである。とても、夫を亡くした下宿屋の女主人と見間違えたとは言えまい。
「こちらにお住まいなんですか」
「いえ、町に住んでるんやけど。ちょっと、外に出たくなって。人の多い道は苦手やから」
女は私が手に抱えている包みを見た。
「外から京都にきてはったん?」
「いえ、京都の学校に行ってまして。少し、帰省をする途中で緑によばれたのです。」
 なるほどね、と女は笑い、私の手から包みを受けた。
「この香り、懐かしいわ。母が、八ッ橋屋の近くにまだ住んでるんやけど、たまにしか会うことないし」
 笑った時に瑞々しい肌に出来た皺を見て、なるほど、そうであったのかと私は嬉しくなってしまった。似ている筈である。

 そのとき、一筋の緑の風が、電車についた町の匂いを含ませながら過ぎていった。
 強い風に、あ、と女が小さく叫ぶ。
 風は、手の内の包みを攫って、青々とした稲穂の間を抜けていった。
「どうしよう。青嵐に獲られてしもた」
「では、また買いに行くとしましょう」
女を振り返った。
「よろしければ、お母様にお会いついでにどうですか」
 是非に、と、彼女は私の隣に並んだ。青嵐は、肉桂の香りをどこまで運んでいくのであろう。

【開封】






【実食】


- 生八ッ橋 - 


- 生八ッ橋 抹茶 - 

あまり抹茶感はないですね。

苦みもほぼないし、粒あんはおいしいしお土産でいただいてもうれしい商品です!

【データ】


- 商品説明 -
 品名 祭菓(抹茶詰め合わせ)
  • 販売者  :株式会社聖護院八ッ橋総本店
  • 内容量  :10個

- 原材料表 -

  • 原材料名 :砂糖、米粉、小豆、きな粉(大豆を含む)、抹茶/酸素(大豆由来)、香料

- 栄養成分表 -
★にっき
栄養成分表示(100g)当たり
エネルギー:280kcal
たんぱく質:3.4g
脂   質:0.7g
炭 水 化 物:64.9g
食塩相当量:0.0069g
★抹茶
栄養成分表示(100g)当たり
エネルギー:277kcal
たんぱく質:3.4g
脂   質:0.6g
炭 水 化 物:64.5g
食塩相当量:0.0028g

【通販サイト】








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