古都の初夏
つぶあん入り生八ッ橋
つぶあん入り生八ッ橋
創業1689年の老舗のお菓子屋が作る八ッ橋の紹介です。
【目次】
★古都の初夏
- パッケージ
- 開封
- 実食
- データ(原材料)
- 関連記事
【パッケージ】
【裏面】
【中箱】
【初夏の詩】
初夏の詩
”珍しく電車に揺られていると、田園風景が広がっていたので思わず降りてしまった。切符を買わねばならないというのに勿体の無いことであるが、新緑の色をどうしても見過ごせなくなったのである。
改札に誰もいないことを見ると、次の電車はなかなか来るまい。時間は余るほどある、などと言い訳を口に、見知らぬ街を散歩することにした。
見知らぬとはいえ、京都の外れである。目を凝らせば市街がぼんやりと蜃気楼のように見える程度に、遠くない。
ふらふらと田園の中を歩いていると、緑は色だけではなく夏の香りを持って、私を迎えているのだった。
田の中に人影を見て、大家ととても良く似ていたので声をかけてしまうと、人違いであった。
「いえ、知人によく似ていたのです」
「あら、それは奇遇やわ」
後ろ姿は確かに似ていたが、年恰好は私と同じころである。とても、夫を亡くした下宿屋の女主人と見間違えたとは言えまい。
「こちらにお住まいなんですか」
「いえ、町に住んでるんやけど。ちょっと、外に出たくなって。人の多い道は苦手やから」
女は私が手に抱えている包みを見た。
「外から京都にきてはったん?」
「いえ、京都の学校に行ってまして。少し、帰省をする途中で緑によばれたのです。」
なるほどね、と女は笑い、私の手から包みを受けた。
「この香り、懐かしいわ。母が、八ッ橋屋の近くにまだ住んでるんやけど、たまにしか会うことないし」
笑った時に瑞々しい肌に出来た皺を見て、なるほど、そうであったのかと私は嬉しくなってしまった。似ている筈である。
そのとき、一筋の緑の風が、電車についた町の匂いを含ませながら過ぎていった。
強い風に、あ、と女が小さく叫ぶ。
風は、手の内の包みを攫って、青々とした稲穂の間を抜けていった。
「どうしよう。青嵐に獲られてしもた」
「では、また買いに行くとしましょう」
女を振り返った。
「よろしければ、お母様にお会いついでにどうですか」
是非に、と、彼女は私の隣に並んだ。青嵐は、肉桂の香りをどこまで運んでいくのであろう。
【開封】
【実食】
- 生八ッ橋 -
- 生八ッ橋 抹茶 -
あまり抹茶感はないですね。苦みもほぼないし、粒あんはおいしいしお土産でいただいてもうれしい商品です!
【データ】
- 商品説明 -
品名 聖祭菓(抹茶詰め合わせ)
- 販売者 :株式会社聖護院八ッ橋総本店
- 内容量 :10個
- 原材料表 -
- 原材料名 :砂糖、米粉、小豆、きな粉(大豆を含む)、抹茶/酸素(大豆由来)、香料
★にっき
栄養成分表示(100g)当たり
エネルギー:280kcal
たんぱく質:3.4g
脂 質:0.7g
炭 水 化 物:64.9g
食塩相当量:0.0069g
★抹茶
栄養成分表示(100g)当たり
エネルギー:277kcal
たんぱく質:3.4g
脂 質:0.6g
炭 水 化 物:64.5g
食塩相当量:0.0028g
栄養成分表示(100g)当たり
エネルギー:280kcal
たんぱく質:3.4g
脂 質:0.7g
炭 水 化 物:64.9g
食塩相当量:0.0069g
★抹茶
栄養成分表示(100g)当たり
エネルギー:277kcal
たんぱく質:3.4g
脂 質:0.6g
炭 水 化 物:64.5g
食塩相当量:0.0028g